2014.09.29 Mon
茶房 六軒京 常連達の憩いの場
通りすがりに営業中の札見て気になっていた掛川の茶房 六軒京に寄らせて頂きましたよ。

通り沿いで目立つ看板と家紋?
でも営業しているのか? していないのか? 通りがかりの雰囲気では察することの出来ないオーラ
この店の前の道路を長く工事しており片側交互通行の時もありどうにも茶房 六軒京が気になっていました。

しかし、よく見ると入り口にはキーコーヒーの「営業中」の札が付いている。
だからと言って営業中なんだ!・・・って単純に思えないのが不思議なんだけど
これはLIVEで体験していただけないとわかってもらえなさそうな雰囲気です。

勇気を出してドアの前に立つと、ガラスで店内が見えたんだが・・・
余計に営業しているような雰囲気でなくて躊躇したがドアは開く そして店内へ
カウンターで男性がたばこを吸っていて、ボクと目が合いちょっと驚いた様子
多分 顔見知りの常連さん意外のボクの来店に何をしに来たんだろう?と思ったに違いない。
すぐさまこの男性はカウンター向こうの年配の女性に「お客さんだよ。」と声をかける。
ああ、大丈夫ちゃんと営業していたんだとホッとしてカウンターにそのまま座るボク。
周りを見回すと、思った通りの昭和の香りがする昔ながらの喫茶店って感じでした。

壁にあるメニューを見ると、喫茶店としては基本的なメニューが並び
トーストやサンドイッチなどもメニューや、焼肉定食ややきうどん などもメニューも見えるが
ママさんに 「何か食べるもの出来ますか?」と聞くと うーんと、困ったような口調で「ごく簡単なものなら・・・」
「うちは、食べる店じゃなくて喫茶店だから」の一言に察して「じゃ、コーヒーお願いします。」と注文
カウンター後ろにはKEY COFFEEの缶が並んでいたが
やはり昭和の喫茶店のお約束、作り置きのコーヒーを片手鍋に移し替えて温めての提供です。
昔のスナック喫茶なんかはみんなそうだったんです。
コーヒー専門店やコーヒーにこだわりのある店じゃないと注文受けてから抽出などしなかったですよね。
それでも、ステックシュガーやポーションなど使わずに 正統派ステンレスのシュガーポットとミルクポット
で提供するところが古き良き時代の正統派喫茶店スタイルですね。
コーヒーも昔ながらの喫茶店の王道の味わいが楽しめる1杯でした。
良くも悪くも昔の喫茶店のコーヒーの味ってこんなだったなぁ~と懐かしさに包まれます。
壁に画鋲で止めてあるコーヒー券も今では懐かしいですね。

ところで気になりませんでしたか?
お店の外や店内にあるこの家紋のようなマーク?
デザインイメージからも、絶対に家紋だと思い込んでいたんですが・・・
残念ながら、これは家紋ではなく壁が寂しいので作ってもらったマークで
特別意味は無いとのこと。 わかってスッキリした反面、知らないほうが
想像力を掻き立てられたんですが・・・
だって店名と、この家紋のようなマークが気になって仕方なかったんですから。

気になる店名六軒京の由来ですが、 名づけた本人がもういないそうで
はっきりとしたことはわからないらしく、何かの小咄に関係していたらしいです。
六軒京といえば、浜松のしそ巻きの元祖 六軒京本舗を連想する方も多いと思いますが
全然関係はないそうで、それでも開店の際に六軒京本舗に電話をして茶房 六軒京という名前で
喫茶店を開店するがいいかとお伺いをたてたというのだから驚きだ。

ママさんは話し上手で、世間話など楽しく聞かせていただきました。
やはり、ママさんの人柄とお話で常連客が集う憩いの場 大人の社交場なんでしょうね。
そいう場所に部外者が立ち入って場の雰囲気を荒らすのはよろしくないと思うので
いつまでも頑張ってほしいとの願いを込めてそっとお店をあとにしました。
以上、茶房 六軒京のカウンターより、Hearts(室長)がお伝えしました。
静岡県掛川市上張443−13 0537-23-2534
六軒京 (喫茶店 / 掛川駅)
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| 昭和の香りのする喫茶店 | 09:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑